「リゾナーレ八ヶ岳」への再訪を駆り立てる何かがそこにあります。リゾナーレ八ヶ岳に訪れるのは、私はこれで3回目。
八ヶ岳は山梨県から長野県を南北に連なってまたぐ山々を総じて呼んだもので、標高にして1,000m近くの山岳地域です。特別な地形と肥沃な土壌が固有の食文化を育み、地域周辺にはワイナリーが点在するのも特徴。その冷涼な気候から夏には避暑地として、多くの人が八ヶ岳へ訪ねます。
今回は、そんな自然豊かな八ヶ岳の景観を臨める「リゾナーレ八ヶ岳」を2022年6月に1泊2日、90歳の祖母と両親と私といった “かなりアダルトな家族4人” で宿泊した際の体験をお伝えします。
子どもが楽しい設備も様々ありますが、大人だけのファミリーで過ごすのに至高の空間だと個人的に思います。
リゾナーレ八ヶ岳のここがおすすめ
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- 宿泊施設とピーマン通りが融合
リゾナーレ八ヶ岳自体が “街” - 高原でいただく美食を求めて
種類と質の高さに驚くYYgrillの食事 - 本とカフェ、ワインのある暮らし
Books & Cafe/八ヶ岳ワインハウス - 舞台は標高960mの高原
子どももおとなも楽しめる
自然アクティビティの数々
- 宿泊施設とピーマン通りが融合
こちらの前編では、リゾナーレ八ヶ岳の概要、アクセス、客室「デラックスファイブ」、「ピーマン通り」、そしてビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」をご紹介します。
また、本記事に掲載している画像の一部はリゾナーレ八ヶ岳様よりご提供いただいたもので、そのほか画像・記事内容に関しても掲載許可のご承諾をいただいております。
リゾナーレ八ヶ岳 概要

ピーマン通りの最西端
リゾナーレ八ヶ岳は子どものいる家族でも大人だけでも満足のいく滞在ができます。
子どもが遊べる「屋外アスレチックエリア」や工作ができる「ワークショップ」、波の出る屋内プール「イルマーレ」なども充実しています。
ですが、そこはワイン生産発祥の地、山梨県です。フランクにワインを楽しめる「八ヶ岳ワインハウス」があったり、ホテル敷地内の「ピーマン通り」ではヨーロッパの市街地のような異国感のある眺望が広がります。オシャレで品の良いショップも立ち並び、全体としては “おとなのムード” 満載。個人的には約3,000冊の本が並ぶ「Books & Cafe」がおすすめ空間です。
リゾナーレ小淵沢として開業していた施設を星野リゾートが再生し、2001年に運営開始したのがリゾナーレ八ヶ岳です。イタリアの建築家兼デザイナーのマリオ・ベリーニが建築デザインを手掛けました。決して真新しいとはいえない施設が街並みを重厚にしています。

ピーマン通り沿い客室

ホテル棟
リゾナーレ八ヶ岳は、「ピーマン通り沿い客室」と「ホテル棟」がざっくり言うと “Tの字” で交わるような構造です。客室は全14タイプ。
「ピーマン通り沿い客室」はテラスやバルコニーが備わっていたり、メゾネットタイプで縦に伸びていたりと、すべての客室が60平米以上と広いのが特徴です。中には露天風呂付きのお部屋も。ショップが並ぶピーマン通りに面しているので、街に溶け込んている感が強め。森林アクティビティエリアにも近いです。
対して「ホテル棟」は、ビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」や「Books & Cafe」、「八ヶ岳ワインハウス」、さらに温浴施設「もくもく湯」へ近く、アクセス良好です。テラスのあるお部屋もあり、客室の広さは十分。階段を登るのに不自由であったり、エレベーターが必要な方はホテル棟をおすすめします。そして、宿泊費用はホテル棟のほうがやや抑えられるかな、といった印象です。
ピーマン通り沿い客室 | ホテル棟 |
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空間を贅沢に使ったフロント

ロビー。窓の外には絵画のよう森林風景が広がります

ロビー横にはテレワークスペースまで

山梨などのご当地食品も多数並ぶ「ホテルショップ」
ピーマン通り沿い客室とホテル棟の間には「ホテルショップ」も。山梨や長野でつくられたフルーツジュースやジャム、信玄餅アイスなど、お土産に良さそうなお菓子もたくさん揃っています。カップ麺やおつまみなどお酒やワインに合いそうな食品もあります。

波の出るプール「イルマーレ」/photo by リゾナーレ八ヶ岳
高原リゾートなのにプール「イルマーレ」があるのがリゾナーレ八ヶ岳の魅力です。波が出るプールはまるで森の中の海のよう。水温29〜31℃の屋内プールで、天候は気にしなくてもOK。宿泊客は滞在中無料で利用できます。併設のカフェテリア「Marina Blu」や子どもが夢中になって遊べる水遊びエリアもあります。

ハンバーガーやパスタにアルコール、キッズメニューも!

リゾートならではのスパや指圧が体験できる施設も備わっています/photo by リゾナーレ八ヶ岳
レストランは後述するビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」ほか、地域性×イノベーティブを追求したコース料理とワインのマリアージュが体験できる「OTTO SETTE」があります。

OTTO SETTE/photo by リゾナーレ八ヶ岳
「OTTO SETTE」は、かつてブライダルフェアで訪れたときに、お料理をいただきました。八ヶ岳で育った野菜の良さを引き出しながら、味はもちろん、魅せ方も印象深いお料理ばかり。こちらは2024年4月にリニューアルしたようです。
そのほか、「Books & Cafe」、「八ヶ岳ワインハウス」や温浴施設「もくもく湯」、「ピーマン通り」については後ほどご紹介します。魅力が有り余るんです、リゾナーレ八ヶ岳。
アクセスは 車 or 電車+無料シャトルバス

リゾナーレ八ヶ岳 正面入り口
私は車でも電車でも、どちらの方法でも行ったことがあります。
車であれば、中央自動車道小淵沢I.C.を出口に約5分運転すると、リゾナーレ八ヶ岳に到着します。ホテル近くに無料駐車場が5ヶ所用意されていますよ。
電車を使うなら、電車+無料シャトルバスの組み合わせです。①まずは電車でリゾナーレ八ヶ岳の最寄り駅である小淵沢駅まで向かいます。②小淵沢駅到着後は、駅出口近くのシャトルバス乗り場から専用バスに乗車、5分ほどでリゾナーレ八ヶ岳に辿りつきます。
無料シャトルバスの行きは朝9時台から17時台まで、帰りはリゾナーレ八ヶ岳発が10時台から17時台まで、1時間に1〜2本出ています。詳しい時刻表は、リゾナーレ八ヶ岳公式サイトのアクセスをご覧ください。
小淵沢駅からリゾナーレ八ヶ岳は歩いて行っても無理な距離ではありませんが、行きでは坂を登る必要があります。また、八ヶ岳の冬は雪も降りますので、雪道の山間部を運転するのが心配な方は電車でのアクセスをご検討ください。
客室「デラックスファイブ」

デラックスファイブの壁一面に描かれた八ヶ岳連峰
今回予約したお部屋は、家族4人で泊まれる「デラックスファイブ」です。ファイブなので最大5名まで宿泊可能で、客室面積90㎡とスイート並の広さ。私が泊まった客室のあるホテル棟東の1階にはビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」や「Books & Cafe」、「八ヶ岳ワインハウス」があるので、食べて飲んですぐ部屋に戻って寝られるんです。

プール「イルマーレ」は地下1階にあります

滞在先は角部屋の351号室
エレベーターを降りて一番手前のお部屋なので奥には行きませんが、とにかくながーい廊下。お部屋に入りましょう。

「ロッジ感」のある鍵と木製札
リビング・ベッドまわり
シンプルながら上品で落ち着いたリビングです。ボルドーカラーのカーペットが映えますね。

とにかく広い。そしてキャビネットの上で何やら作業している我が母
リビングスペース奥にマットレスが並んでいるエリアがある構造です。角部屋なので採光が良い。

リビングスペースのソファチェアやクッションもワイン色

テレビを見る祖母の背中が哀愁漂う(※テーブルの上のスタバドリンクは道中で購入したものです)
3つ並ぶマットレス、その頭側の仕切りの向こうにもマットレスが1つあります。床が地続きなのでシームレスな一体感を感じます。壁で仕切られていないのに別の区画が生まれていますね。子どもならここでゴロゴロ寝転がって遊びそうです。
とても印象的な壁です。ボルドーの空を背景に八ヶ岳連峰のうち7つの山岳が描かれています。遠くに夕焼けの山を望んでいる感覚になりますよ。
八ヶ岳連峰(やつがたけれんぽう)は、長野県諏訪地域・佐久地域と山梨県にまたがる山塊。赤岳、横岳といった八ヶ岳の主峰部分から蓼科山まで南北30km余りの山体で、大火山群である。
単に、八ヶ岳と言った場合は、山塊である八ヶ岳連峰を指す場合と、最高峰の赤岳を中心とした南八ヶ岳の山体を指す場合などがある
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
八ヶ岳連峰は方角的に客室から実際に北のほうに見えるはずなので、北の壁に描く演出がにくい。

下部の白い屋根がプール「イルマーレ」
客室の南にある窓から遠くに見える山々は「南アルプス」。畏敬の念さえ感じる壮大な景色です。

リゾナーレ八ヶ岳 マップ

マップ裏は宿泊案内(2022年6月時点)
コインランドリーはピーマン通りにあるようです。長期滞在ならばピーマン通り沿い客室のほうが便利かもしれませんね。
トイレ|バスルーム

入り口横には座れるスペースがあるので、座って靴の脱ぎ履きができます
お部屋に入って手前の扉を開けると、トイレがあります。
いや、広すぎるて〜。この開放感。
そんなトイレの正面にシャワールームがなんと、「浴室とは別で」あるんですよ。
お部屋の奥にはちょっとしたくつろぎスペースがあります。ひとりでひっそり本を読んだり、ワインを飲むのも良さそう。こちらの近くの扉から浴室へつながります。

洗面スペースが2つあるバスルーム
体を洗うスペースがバスタブの中以外にはないのが注意ですが、そこはイタリアの世界的巨匠マリオ・ベリーニのエスプリ(精神)です。海外様式で入浴しましょう。

中央にあるのは左から乳液・化粧水・クレンジングのボトル(※2022年時点の内容です)

ボディソープやヘアケアセットもボトルでの提供(※2022年時点の内容です)

シンクの下にはバスタオルと茶色い袋……

中にはパナソニックのヘアドライヤーが入っています
ドリンク|アメニティグッズ

キャビネットの中にはケトル、アイストングにアイスペールがあります

デロンギのおしゃれな電気ケトル(影響を受け、我が家もデロンギを導入)
引き出しに中には、カップ&ソーサーに緑茶や紅茶のティーバッグ、星野リゾートオリジナルのドリップコーヒーも。ケトルでドリップする〜!

淹れたのは緑茶でした
扱いが繊細にならざるを得ないからか、お部屋にあるのはワイングラスではなく、持ち手のステムがないグラスです。人数に対してグラスが多いということは、ワインの飲み比べ推奨ということでしょうか。
プラスチック削減の取り組みはリゾナーレ八ヶ岳でも進んでいます。お水は、エレベーター付近にあるウォーターサーバーから汲んできます。製氷機なら2階エレベーター裏に。

3階エレベーター近くにウォーターサーバーがあります
アメニティグッズが客室にあらかじめ用意されていました。2025年現在はフロントにてお渡ししているそう。左上から時計回りに、折りたたみコーム、歯ブラシ、シェーバー、ガーゼ、ソープ、ヘアゴム、綿棒です。

客室にある筆談ボードで無駄に試し書きをするなど

※鏡に映ったものを水平反転しています
ルームウェアはワンピースタイプのものです。男性も同じシルエットのものなので、少しかわいらしい感じになります。
おしゃれショップが並ぶ「ピーマン通り」

6月のリゾナーレ八ヶ岳は「雨」がテーマ。カラフルな「ふれふれ坊主」が飾られていました
「ピーマン通り」には、洋食店に和食店、カフェ、ベーカリー、ジェラート専門店など飲食店が充実。欧州雑貨店や花屋もあります。石畳と洋風な外観も相まって「なにこのおしゃれストリートは!」と思わず心が叫ぶエリアです。

ショップは2022年6月時点のものなので、現在と変更されてるお店もあります

清里ハム/イートインもできます

そば麓/そばや天ぷらのほか、日本酒も楽しめます

ZIEL(ツィール)/鉢植えから生花まで様々な種類の植物がそろうフラワーショップ
フラワーショップ「ZIEL」で、母がブルーベリの鉢を購入しました(雪国の冬を越せたのだろうか)。旅先で出会った植物を買って、家に持ち帰り、育てるというのは、日常生活に戻ってからも旅の余韻が楽しめますね。

ハレterrace/イタリアンジェラート専門店
カラフルでおいしそうなジェラートたちに心が躍ります。ミルクやチョコなど定番の味からアールグレイ味やピスタチオ味まで種類が豊富です。

店内に飾られていたステキなティーカップ(非売品)
ブルーベリーヨーグルトといちごのジェラートをダブルでいただきました。人はなぜ1日3食+αしか食べれないのか。ピーマン通りの飲食店での食事も楽しんだり、雑貨店や花屋をじっくり見てまわるには2泊以上したいです。もうリゾナーレ八ヶ岳に住民票を移したい。
ビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill」

ホテル棟東1階にある「YYgrill」
今回の宿泊は「YYgrill」で夕食、翌日の朝食をいただける2食付プランを予約しました。

左手の建物がホテル棟西、右手が東
客室のある3階から1階に降りるだけなので、車椅子移動の祖母には助かる道のりです。
夕食:営業時間 17時〜21時(要予約)
[大人]6,200円 [7~11歳]4,340円
[4~6歳]3,100円 [3歳以下]無料
朝食:営業時間 6時30分〜9時30分 最終入店
[大人]2,800円 [7~11歳]1,960円
[4~6歳]1,400円 [3歳以下]無料

ウッディーで親しみのある内装

2022年当時はまだコロナの余韻があり、テーブルはアクリル板で仕切られていました

料理に合わせてワインが楽しめるようです
夕食は選べるメイン料理とビュッフェ
「YYgrill」の夕食は「選べるメイン料理+ビュッフェ」です。正直、ビュッフェだけでも相当な品数と美味しさなのでこれだけでも満足すること間違いなしです。家族4人いるので、メインディッシュ3種類をすべて頼んでみました。

牛リブロースのグリル

豚ロースのグリル(※2025年現在は提供していません)

真鯛のグリル
アッツアツの鉄鍋に入ってそのまま運ばれてきました。おいしそうな香りが湯気に乗って広がる様に会場(家族4人)が沸きます。
それぞれメインに合うおすすめのソースをスタッフさんが説明してくれました。左の「ゆずと香草のオイル」は真鯛に、真ん中の「赤ワイン風味の醤油ソース」は牛肉で、豚ロースは白い色のソース「レフォール(西洋わさび)」と一緒に。
メインをいただく前にビュッフェから料理を持ってきます。
これですよ。レパートリーの情報量が多い。見た目もきれいで、言わずもがな味も絶品です。野菜スティックやチーズにクラッカーもあり、お酒がすすみそう。子どもが大好きフライドポテトやパスタもあります。私はスモークサーモンをいったい何周したことか。最後の晩餐はここでいただきたい。忘れてはいけない、メインディッシュもあるんです。

前菜多めのプレート(第1ラウンド)

美食に合わせて厳選したアルコールも一緒に

八ヶ岳南麓にあるワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」
美味しいのは料理だけではありません。ここはワインリゾート、来たからにはワインもいただきましょう(両親が)。

選ばれたのはビールでした
お酒が飲めない私の代わりにテイストをしてくれる期待の父と母はワイン、ではなくビールを注文しました。左の濃いめのものが麒麟麦酒「ハートランド」、綺麗な黄色のものが長野県軽井沢町の地ビールメーカー、ヤッホー・ブルーイングの「よなよなエール」です。
朝食は和食がしっかりめ
食べてばかりのようですが、翌朝の朝食です。朝食は予約不要で、営業開始から到着順に案内していただけます。早朝は6時台はまだ空いていました。
※スライド写真の料理は2022年6月時点の内容で、現在とは異なるものもあります。
肉じゃが、豆乳豆腐、とろろ、ブリの照り煮にサバの味噌煮。ほうとうもあります、山梨だけに! 控えめな味だけど出汁のきいた五目豆。ご飯なしのとろろにモロヘイヤとおくらのおひたしを乗せて食べるのが、ねばねば祭りで美味しいんです。
夕食よりも朝食のほうが和食多めな印象。日本人のスピリットに寄り添っていますね。それでも洋食も充実しているので食べたい、なぜならそこに洋食もあるから……

ヘルシーだから許されるプレート(第1ラウンド)
次の記事では、「Books & Cafe」、「八ヶ岳ワインハウス」、温浴施設「もくもく湯」、「アクティビティ」についてご紹介します。ぜひ、引き続きご覧ください。
〒408-0044
山梨県北杜市小淵沢町129-1
050-3134-8093
(リゾナーレ予約センター)
check-in 時間:15:00
check-out 時間:12:00
リゾナーレ八ヶ岳 公式サイトはこちら